糖質やでんぷん、アルコールなどの糖質を分解して、エネルギーに変えるときに必要です。不足すると乳酸などの疲労物質がたまり、だるく疲れやすくなります。また、神経系の伝達に関与し、神経の働きを正常に保つ役割をしています。不足すると、手足のしびれやむくみ、筋肉のまひ、精神の不安定によるイライラ感が起きます。 脂質の分解を促してエネルギーに変えるのに重要な働きをします。細胞膜にできた過酸化脂質を分解して、動脈硬化や心臓病を防ぎます。不足すると、口内炎や口角炎など口の中や周りに症状が現れたり、ニキビや眼精疲労など、鼻や目の周辺に症状が現れます。脂質の代謝にはB2が不可欠なので、ダイエット中はビタミンB2が不足しないように心がけてください。ビタミンB2が不足すると、体内で脂肪が燃焼されないため、体重が減るどころか、かえって増えかねません。 B6はたんぱく質の成分であるアミノ酸の代謝を助けます。皮膚や粘膜を健康に保つ作用もあり、不足すると口内炎が起きたり、アトピー性皮膚炎が出やすくなります。脂肪肝を予防してくれるので、お酒をよく飲む人にも必要な栄養素です。また、スポーツマンに欠かせないのがこのB6。スポーツをする人は、筋肉作りに欠かせないたんぱく質を十分に摂る必要がありますが、その時にたんぱく質の代謝を助けるビタミンB6、B12と葉酸もしっかりとるようにしましょう。 ビタミン12は別名「赤いビタミン」とも呼ばれ、B群のひとつである葉酸と助け合い、赤血球を成熟させます。不足すると、鉄をとっても貧血に。ほかにも、胃腸障害、頭痛、倦怠感などの症状がおこります。また、神経を安定させて、記憶力や集中力を高める働きもあります。 |
糖質や脂肪、アルコールの代謝を助けます。アルコールを大量に飲めば飲むほど、ナイアシンは消費されてしまします。ナイアシンは脂肪を代謝するので、高脂血症や動脈硬化の症状を改善します。不足すると頭痛、めまい、不眠症、抑うつ症を起こします。 パントテン酸は3大栄養素の代謝に関係しています。さらに、ストレスの多い人は体内でのパントテン酸の消費が高まる、という報告もあります。アルコールやカフェインはパントテン酸を消耗するので、お酒やコーヒーをたくさん飲む人は、パントテン酸が多く必要です。 細胞の分裂や増殖にかかわり、ビタミンB12とともに、抗貧血作用がある。アメリカでは、「妊婦のビタミン」という別名があり、妊娠初期に極端に欠乏すると、胎児の脳の形成に支障をきたすこともあるので、妊娠中の女性は特に必要です。葉酸は食品から摂る場合、体内での吸収率があまりよくないので、かなりの量をとらなければなりません。葉酸はサプリメントからの摂取が効率的です。 アトピー性皮膚炎や糖尿病の治療にビオチンが用いられるなど、今、注目を浴びているビタミンです。 |
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