【コエンザイムQ10】

女性に大人気のコエンザイムについての解説をしています。

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加齢とコエンザイムQ10量

コエンザイムQ10 は加齢によって体内で生成される量が減少していきます。 コエンザイムQ10を十分に摂取しておくと、どういった効果が得られるのでしょうか。コエンザイムの働きを追ってみましょう。

栄養や酸素を燃焼させる

ミトコンドリアの大切な助手

細胞の中にあるミトコンドリアは、細胞の活動に必要なエネルギーを生成する「発電所」の役割を果たします。  また、ミトコンドリアが必要なエネルギーを作る家庭では、コエンザイムQ10がエンジンとしての役割をしていて、欠かすことができません。 食事から得た栄養素や体内に蓄積されている栄養たちは、ミトコンドリアで酸素と主に燃焼し、エネルギーとなって体内の細胞で使われます 。コエンザイムの量が充実していると、発電所はより効率よくATPエネルギーを生産することができます。

コエンザイムが不足するとどうなる?


コエンザイムが少ない発電所では馬力が足りません。ミトコンドリアに運び込まれた栄養は一部しか燃やすことができません。 ATPエネルギーが十分に生産されません。そればかりか、燃やされず余ってしまった栄養は、 体脂肪として次々に体の中に溜まっていってしまいます。

高い抗酸化力で老化を防止

暴れん坊、活性酸素の発生


活性酸素は、人間が生きていくために呼吸した酸素が体内で化学変化をおこし、その一部が変化したもので、 組織や細胞を次々に破壊してしまう厄介者なのです。これが体の酸化、いわゆる老化です。暴れ始めた活性酸素は細胞を破壊して、 がん細胞を作ったり、コラーゲンを破壊して肌荒れの原因になったりシワを生み出したりします。 しかし、だからといって、人間である私たちは呼吸を止めるわけにはいきません。


抗酸化ビタミンの登場!


そこで登場するのが、救世主である抗酸化ビタミンです。高い抗酸化力を持つビタミンとして、ビタミンA・C・Eは有名になっていますが、 ビタミンと同じような生理作用をする補酵素、コエンザイムQ10にも抗酸化物質が含まれているのです。 体内のコエンザイムQ10量が多いと、活性酸素から細胞や組織の破壊を守り、老化を防ぐことができます。


活性酸素、抗酸化ビタミンについて

◆ビタミン様物質って?

コエンザイムQ10はビタミンQともいわれる“ビタミン様(作用)物質”です。 ビタミンを定義する際に、

  1. 人間にとっての必須の物質、摂取しないと欠乏症を起こす
  2. 人間の体内で合成できないか、合成できたとしても、必要量に満たないために不足分を必ず食品から摂らなければならない物質

という要件があります。

ビタミン様(作用)物質は、このビタミンの定義には100%当てはまらないものの、 ビタミンと同様の生理作用がある物質のことをいいます。ビタミン様作用物質にはコリン、イノシトール、リポ酸、ビタミンP、 ビタミンU、ビタミンQ、ビタミンB13、ビタミンB15、ビタミンB17などがあります。

◆コエンザイムの名前の由来

コエンザイムQ10は日本語で"補酵素Q10"と呼ばれます。 それは、“コ”がCo(補う、エンザイムがenzyme(酵素)を意味するからです。コエンザイムQ10はユビキノン(ubiquinone)とも呼ばれますが、 これは、ラテン語で“どこにでもある、ありふれた”、という意味からきています。

ユビキノンは、動物ではその細胞中のミトコンドリアに多く見られ、植物の場合はクロロフィル中に多く見られます。 コエンザイムQ10には炭素の付き方によってQ1から順番に存在しますが、 人体の中で利用される形としてはQ10がもっとも重要であるといわれています。

◆コエンザイムを多く含む食品

・イワシ
・サバ
・アボガド
・レバー
・米ぬか
・大豆
・大豆加工品
・ピーナッツ
・ほうれん草

 など 。

しかし、これらの食品に含まれているコエンザイムQは微量です。その上、コエンザイムQを多く含むこれらの食品は、 欧米化した現代の私たちの食事にはあまり見る機会が少ないものばかりです。 サプリメントを上手に活用して減少する一途のコエンザイムQ量を摂取してください。

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