プチ断食

正しい方法で、プチ断食を成功させる秘訣をコラム形式で解説しています。

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2003/08/26

1.より効果的なサプリメント利用法(1)

〜プチ断食成功の秘訣〜

最近、ちまたでは「プチ」という言葉があふれています。プチ断食もそのひとつで、“ちょっとした断食”といった感じで用いられています。主流となっているのは朝食だけを抜く方法、ジュースなどを用いて24時間固形物を口にしない方法などがあります。

従来は健康の維持のためには欠食をせず1日3食規則正しく食べること、特に朝食は活動の源となるのでけして抜かないというのが常識でした。しかし、現代社会では、 生活習慣の変化からエネルギー過剰状態の人が多くなり、食べ過ぎてはいけない、カロリーは控えなければいけないといわれているのも事実です。最近の研究で、本来必要とされる量よりもカロリーの方をを控えたほうが長生きできるのではとの仮説に基づき、アメリカでは現在サルを対象として長期にわたる実験が試みられているところです
 
カロリーは控えめであっても、しかしビタミン、ミネラル、たんぱく質、酵素、脂肪酸などは体が最低限必要とする量は確保しなければなりません。その上、ある種のビタミン、ミネラルは理想的な健康状態の確保のためには所要量よりもはるかに多く摂ることのほうが有効であるということも現在ではわかってきています。
プチ断食のメリットは1食もしくは1日食事を抜くことでカロリーがその分控えられることです。その際、胃腸の働きは休められることになりますから、体が生み出すエネルギーは消化吸収とは別のところ、つまり、治癒を促すエネルギーとして使われるとの考え方があります。

しかし、プチ断食において最も心配されるのは朝食を抜くと低血糖状態になり活動能力が低下するのではないかということです。
肝臓に蓄えられたグリコーゲンが血糖値の維持のために使われますが、その量は約80〜100g程度です。じっとしていても1時間に約8gの糖質が消費されますが、プチ断食の最中に糖質を含んだ果物や野菜のジュースを摂ることで、特に激しい運動や労働に従事しない限り、日常生活を維持するレベルでの糖質は簡単に確保できます。

また、低血糖の状態では体はたんぱく質や脂肪から糖質を作り出すメカニズムを備えています。つまり、プチ断食は脂肪をエネルギーとして最も効率良く使う方法のひとつでもある訳です。

とは言っても、素人が断食のメニューを組むには限界があります。脂肪やたんぱく質の代謝物であるケトン体が血液中に増え、その状態が長く続くことで代謝に異常が生じることがあります。自分自身の判断で実行する断食としては朝食抜きや多くても24時間断食くらいが妥当なところでしょう。そして、断食中もビタミン・ミネラルが重要な役割を果たします。断食中であっても、エネルギーを作り出そうとする組織レベルは活性化が進んでいます。その為、エネルギーの代謝の促進に大きく関わる水溶性のビタミンB群、ビタミンC、として各種酵素の核となるミネラルが体内に十分に存在している必要があります。

また、プチ断食のみならず、ダイエット中で食事の量を減らしている方は、減量を続けるためにはマルチビタミン、マルチミネラルの存在が不可欠です。 材料を吟味して毎食調理をし、低カロリーで栄養素のバランスにとんだメニューを用意し、そのうえで相互の栄養素が吸収阻害をすることなく確実に体に吸収されるのは至難の技です。 それならば栄養の大枠を理解して食事にも気をつけると同時に、吸収のよい形のサプリメントで不足状態を作らないケアをすることこそが、理想的な減量の唯一の方法といえるのではないでしょうか



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